この記事では、この世に1つたりとも同じものはない、個性的でユニークな木の器をご紹介します。
この器を作るのは北海道下川町の木工作家、臼田健二さん。
商品は、それぞれ大きさや表情・価格が異なります。ご購入ご希望の方は、クラフト蒼へお問い合わせ下さい。
なお今回ご紹介するのは、サイズ・樹種の異なる3種類の器。価格は4,000円~12,000円(すべて税抜)です。
臼田さんの器の特徴
よくある一般的な木の器との大きな違いをご紹介します。
生木を削って作られている
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通常は材を乾燥させてから器の形に成形していきますが、臼田さんは乾燥していない「生の木」を削って成形。
これにより、乾燥の過程で生じる木の自然な歪みを生かした美しいフォルムをまとった器が完成します。
一つ置くだけで凛とした空間を作り出す
画像出典:Instagram
シンプルな空間に臼田さんの器を置くだけで、素敵な空間に。
同じものは一つとして存在しない、木の個性を生かした器
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それぞれの木が育った環境や樹種ごとの特徴を生かして作られるため、一点一点が異なる表情に。ふちの黒い部分は樹皮で、樹皮の特徴もそのまま残して作られています。
サイズ別の値段
大中小3タイプの器をご紹介します。
ニレの木からできた小サイズの器(¥4,000)
サイズは16.5cm(長辺)×4cm(高さ)で、取り皿にも使える大きさです。持ってみると紙皿と同じくらいの軽さに驚きます。
サクラの木からできた中サイズの器(¥8,000)
サイズは23cm(長辺)×8cm(高さ)で、サラダやパスタ、丼ものなどいろいろな用途に使える大きさ。一番実用的なサイズのため、おすすめです。
カエデの木からできた大サイズの器(¥12,000)
サイズは27.5cm(長辺)×10cm(高さ)で、大きめのリンゴが2個ぐらい入るサイズです。
実際に使ってみた感想
ここでは器を実際に使ってみた感想をご紹介します。
とにかく軽く、食事が快適
陶器の食器よりもはるかに軽く、手にしたときのストレスがほとんどありません。
ジャンルを問わず使えて便利
中サイズの器にいろいろな料理を盛ってみましたが、ナチュラルな雰囲気の器は和洋中問わず美味しくいただけます。
普段のお家ご飯がお皿を変えるだけでとってもおしゃれに。
ちょっとしたホームパーティーでも、さりげなく決まります。
色味の強い食べ物を入れると生命感あふれる
置いてあるだけでも存在感がありますが、色のはっきりした食材などを入れるといっそう野生感あふれる趣に。
ウレタン塗装ではないので手触りを楽しめる
一般的な木製の器のコーティングは、健康被害が懸念されるウレタン塗装が使われていることが多く、木の本来の手触りを楽しむことはできません。
臼田さんの器はクルミ油と蜜蝋でコートしてあるため、木の手触りを楽しめることはもちろん、人にも地球にも優しいのです。
これまでいろいろな木の器に触れてきましたが、なかでも臼田さんの器は最小限のオイル塗装でやさしくコーティングしてあります。
手触りが楽しめる一方で、3回ほど使ったらオイルが取れる
洗剤を使いすぎないように気をつけながら3回ほど使ったところ、内側のオイルが取れてきて、木の肌触りがハッキリわかるほどに。
大事に使いたい方は、3回ほど使用したらオイルを塗ってあげるのがおすすめです。
カレーにも使えます
カレーをたっぷり入れて3回以上使ってみましたが、色素沈着は見られませんでした。
カフェでカレー皿として使われているのも納得です。
小さい器は小物入れとしても
おしゃれな小物入れとしても活躍します。
その他の口コミ
器を購入した方は、小物を入れるインテリア雑貨にしたり、フルーツやパスタ、サラダを入れたりといろいろな使い方をしているようです。
野生的な趣と木の生命を感じます。手にしっかりと馴染むこの感触は、持った人にしか分からない心地よさ。
ダイナミックさと繊細さが両方あるので、長く使っても飽きません。
木の器の取り扱い方法
プラスチックや陶器と違い、木の器を扱うにはいろいろな制限がありますが、慣れればどれも大したことでないものばかり。
手入れを面倒に感じる方は、インテリアや果物を入れて使うのが良いかもしれません。
使う前に水で濡らしてあげる
使用前に軽く水で濡らしてあげることで、染みができにくくなります。
使ったらすぐ洗い、水分をふき取る
木は水分や匂い、色を吸収する傾向にあります。つけ置きや冷蔵庫での保存などは避けたほうが良いでしょう。
乾燥し始めたと思ったらオイルを塗ってあげる
器が白っぽくなったり、オイルがとれてきたと感じたらオイルなどを塗り、しばらく乾燥させてから使いましょう。
手入れに向いているオイルとして、クルミ油などが挙げられますが、乾燥した部分に少しだけ使う場合はオリーブオイルでも問題ありません。
手順
1.キッチンペーパーにオイルをほんの少し染み込ませる。
2.なるべく薄くコーティングしていく。
この他、電子レンジや食洗機の使用は避けてあげましょう。
作家の臼田健二さんは静岡出身の元サラリーマン
画像出典:Facebook
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木工作家になる前は、エンジニアだった臼田さん。
「自然の温かみを感じられるものを、形に残るものとして作りたい」という思いが沸き起こり、30歳で心機一転、関東から北海道へ移住。
現在はバイオマス燃料などに力を入れていることで有名な、北海道下川町にて作品を制作しています。
※下川町は、転入者が増え続けている人気の町です。
詳しくはこちら:マイナス30度でも移住者が増加中。北海道下川町の、森とともに生きていくまちづくりの秘密
日本の貴重な広葉樹がパルプ材になっている
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広葉樹はその木目の美しさから、器やクラフト作品を作るのに適しています。
しかし日本の広葉樹はそのほとんどがチップやパルプ材に使われ、形を残せていないことをご存知でしょうか。
臼田さんはそのことを知り、「なんとかいい形で、木が生きていた証を残せないか」と、現在では下川町のパルプ材となる予定だった広葉樹の一部を使って、器を制作してます。
「マイ森」を育てながら、そこで出た材を使った器を作る
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臼田さんは1年前に、マイ森を購入したそうです。購入したのは80年ほど前から何も手入れされていない、広葉樹林。
自ら笹を刈ったり間伐をして、森に光が入るように整備しています。森から出た間伐材は作品づくりに利用し、販売。
最近ではツリーデッキも作り、放置されていた森をしっかり活用しています。
自分の目が届く森の手入れをしながら、そこから出た産物をちょっと使って自然のサイクルと共に生きる。
「持続可能な」という言葉が、少し身近に感じます。
臼田さんの器は有名雑誌「ミセス」にも掲載されるほど
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女性にも人気の臼田さんの器。有名な雑誌にも何度か掲載されています。海外における百貨店販売では、ほとんど完売になることも。
木の器は落ちても割れず、長く使うことで風合いが変化するため、プレゼントに最適です。
ひと味違う、個性的でおしゃれな木の器をお世話になっているあの人に贈ってみてはいかがでしょうか。
Ethical Giftでは、プレゼントで贈りたくなるような、ちょっと珍しいエシカル・オーガニック商品をご紹介。
食品は必ず試食し、雑貨は1週間~6カ月間使った上で厳選したものだけを掲載しています。
この記事が、情報を必要としているみなさまのお役に立てれば幸いです!
感想は下のコメント欄にお願いいたします。
臼田さんの作品は、世界観があり、気に入ってます。